マミーズハウスという名前には、日常生活の様々なシーンで活躍できるアロマケアやハーブケアをご提案し、家族の健康を気遣い日々奮闘しているお母さんのお手伝いが出来ればという願いや、お母さんの手のようなタッチのトリートメントをしたいという願いを込めています。
1999年、第5子である末息子を生んだ年に、当時住んでいた田舎町に、その頃都会でも珍しいくらいだったアロマサロンができた。
上質の木造家屋に、アロマを受ける人だけのプライベートな岩風呂温泉。
ハーブ園もあった。
ひと月に一回お給料日のあとに予約を入れ、自分へのご褒美にと通い始めたのが、私とアロマとの出会いだった。
5人の子育ては大変・・・と思いきや、上の子が下を順々に面倒見、同居の義父母に甘えての息抜きも5人目となると板についてきて、自分癒しに余念がない日々を過ごした。
それくらい自分を取り戻したかった、戻さないといけなかった・・・というのが本音。
1年くらい経ったある日、そのサロンで働きたくなった。
掃除のおばちゃんでいいから、ハーブと香りに包まれたかった。
サロンのオーナーが、掃除は足りてるけどセラピストなら募集するよ、と。
へそくりはたいてトリートメントを習いにロンドンへ行った、2000年の5月。
だれだって1度や2度は自分探しをすることがあるよね。
私は香りと出会い、トリートメントされることで少しずつ自分を取り戻し、香りを深く知り、人にトリートメントをすることで新しい自分の発見もできた。
ちょっと長い道のりだったけど、まだこれからも変化するかもしれないけれど、香りとともに、人と触れ合うことは変わらない私のテーマ。
皆が同じテーマ、道ではないけれど、道の途中でふと振り返りたくなるお母さんのところ、「それでいいよ」と言ってくれて、ただただ聞いてもらえるだけでもホッとする。
お母さんの膝の上、手のぬくもり、どんな熟練したセラピストであってもお母さんの手には敵わないけど、マミーズハウスは心を込めてトリートメントします。